❀ひまわり❀

今から私は、高校に向かう途中。
実は、私の親はいない。
私が生まれる時にお父さんが亡くなって。
3歳には、お母さんが亡くなってしまった。
だから、家族の温かさ幸せさ、何て分かるわけがない。
別に分からなくても生きていけるし。




「おはよ〜」
朝から大きな声を出しているのは、
私の大親友【谷川 真理】
真理は、とにかく可愛くてモテる。
自慢の友達なのだ。
「おはよ〜朝から元気だね。」
真理と違って、ダルそうに私は挨拶をした。
「元気ないな〜」
余計なおせっかいだよ。

〜教室〜

「ねぇ〜優衣は、好きな人出来ないの?」
別にどうだっていい事なのに、何で聞くのかな。
「別にどうでもイイじゃん❤」
私ったら、❤とか付けちゃって。
「いいけど。好きな人出来たら毎日楽しいよ〜❤」
へぇ〜そうなんだ。
「…だから?」
いつもの事。
「お〜い」
「何〜?」
「あの人、カッコよくない?」
えっと誰、

ドキッドキッドキ

何この気持ち。
私一目ぼれかも…❤
「そうかな〜?」
「優衣嘘つくの下手❤ホントは、カッコいいって思ってるくせに❤」
ばれちゃった。
「ばれた?」
「えっ認めた。優衣が認めた…。」
何この状況〜❤
ってか、驚いてる、真理って可愛い〜❤
「どうしたの〜真理ちゃん!」
「優衣もついに初恋デビューかぁ〜❤」
そっち…ですか。
「別に〜❤」


〜放課後の教室〜


みんなが、帰って静かになった教室。
私は、教室の椅子に座って、運動場を眺めている。
だって運動場には、今日一目ぼれしたあの人がいるから❤
「お〜い!」
…私かな?
「あの〜私ですか?」
「君以外いないでしょ❤」
「 アハハハッ そうですよね。」
「こっち来て話さない?」
え〜いいんですか?
甘えてもいいよね?
「はい❤」


〜運動場〜


カッコいい〜❤
遠くから見るよりとても!
「どうした?」
ヤバ〜恥ずかしい。
「大丈夫です!」
今、絶対に顔が真っ赤になってるよね。
「良かった〜❤」


シーン


何か話さないと。
えっと〜あ!
「私の理想の告白シーンってあるんです❤」
って私何言ってるの〜!
「そうなんだぁ〜!どんなの?」
くいついてくれた❤
「えっと、まず私がって名前言ってなかったですね!」
「確かに、俺の名前は、【高谷 弘志】だよ〜!」
カッコいい名前〜!
「私の名前は、【前原 優衣】です!」
「可愛い❤話の続きして!」
あっそっか〜!
「それで、まず私が朝早くに学校の図書室に居るんです。」
「図書室の設定ね!」
「はい、それで優衣の好きな人が運命みたいに、図書室に来て。
 告白してくれるんです!
 ひまわりの花束を持って❀」
「ひまわり好きなんだ〜!」
私、ひまわり好きなんだよね〜❤
「はい❤」
「その運命の人に会えたらイイねぇ〜❤」
彼方です!
何て〜❤
「はい❤」
「家まで送ってくよ!」